現在、独身で賃貸に住んでいる人々の中には、「家賃を払い続けるのはもったいないし、そろそろマンションを買おうかな」と考えている人もいるのではないでしょうか。
独身でマンションを買っても、後悔する可能性があると思っている人もいるかもしれません。
しかし、実際にはそんなに後悔することは少なく、むしろマンションを買った後は以前よりも満足のいく生活を送っている人が多いようです。
独身でマンションを買って後悔しないためには、実際に買っている人の意見を聞き、どのようなマンションを選ぶべきかを知ることが重要です。
この記事では、独身でマンションを買う際にどのようなマンションを選ぶべきかを詳しく説明します。
また、最近は独身でマンションを買う人が増えている理由など、実際に買った人々の声も紹介します。
ぜひ、マンションを買う際の参考にしてください。
マンション購入は50代女性でも可能
50代で購入した人の割合は、新築マンションが11.7%、中古マンションが16.3%です。
50代でマンション購入をすることは可能ですが、独身の女性がマンションを購入することは可能でしょうか。
それについて、一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会が2020年に行ったマンションを購入した女性を対象にした調査結果（※2）によると、独身でマンションを購入した女性の割合はなんと78.7%でした。
さらに、全体における50代で購入した人の割合はたったの9.8%で、50代の独身女性でもマンションを購入した人は一定の割合で存在していることがわかります。
実際、更新料を無駄にすることや将来の資産としての期待から、女性たちはマンションの購入に踏み切ることもあります。
50代の女性がマンションを購入することは、全く珍しいことではありません。
50代女性がマンションを購入するメリット
50代は、現在も働いている世代です。
定年に達するまでに、住宅ローンを完済することができれば、老後の住居費の負担を軽減することができます。
例えば、50歳の時にマンションを購入し、定年の70歳までの約20年間でローンを返済することができれば、定年後はマンションの管理費や固定資産税などの維持費のみを支払うことで済みます。
一般的に、多くの住宅ローンは完済の時に75歳から80歳までの年齢を設定していますので、50代の場合は最長25年から30年の期間でローンを返済することができます。
その期間であれば、希望する融資額を受けることは十分に可能です。
マンションを購入した後は、資産として活用することができます。
例えば、賃貸物件にすることも可能であり、また将来的には家族に相続することもできます。
住宅ローンの組み方や資金面で気をつけたいこと
もし50代の方がマンションを購入する際の住宅ローンについて考える場合、通常は30年を目安とした返済期間がありますが、現役のうちに完済できるように計画することが安心です。
定年後も返済が継続すると、家計に負担がかかる可能性があるからです。
しかしながら、返済期間を短く設定するためには、毎月の返済額が大きくなってしまいます。
このため、頭金を用意してローンの返済期間を短くするなど、無理のない返済計画を立てることが重要です。
また、ローン完済後も管理費や修繕積立金、固定資産税などの負担がありますので、物件の維持費については事前に把握しておく必要があります。
もし50代の女性が一人で住む場合、間取りは1DKから1LDKでも充分ですが、セキュリティが充実したマンションは管理費が高くなる可能性があります。
マンションを選ぶ際には、設備だけでなく、もしそれが費用を引き上げる場合はエリアを変更するなど、出費を抑える工夫をすることが重要です。
まとめ
50代の女性がマンションを購入する際は、将来の暮らしを考えて物件選びをすることが大切です。
具体的には、以下の点に意識を向けましょう。
まず、バリアフリー改修やリノベーションが可能かどうかを確認しましょう。
自分が高齢になっても快適に暮らすために、必要な改修や修繕ができるかどうかは重要です。
また、住みやすい間取りかどうかもチェックしてください。
将来的に身体的に不自由になる場合も考慮し、使いやすい間取りを選ぶことが大切です。
さらに、利便性の良い立地かどうかも重要な要素です。
駅や交通機関へのアクセスや周辺の環境についても事前に確認しておくことが重要です。
車がなくても生活がしやすいかどうかも見極めましょう。
日常生活に必要な施設やサービスが近くにあるかどうかを考慮し、便利に生活できるかどうかを判断しましょう。
さらに、将来的に売却することを考える場合は、住み心地の良さが重要なポイントとなります。
築年数や立地条件、日当たり、間取りなど、客観的な視点で住みたいと思える条件が揃っているかを確認しましょう。
自分が高齢になったときに快適に暮らせる条件を考え、物件を選びましょう。
マンションは一般的に利便性の高い場所に建てられることが多いですが、駅からの距離や周辺の環境についても事前に確認することが重要です。
将来的に売却する場合も考慮に入れ、住み心地の良さを重視した物件選びをしましょう。
